3月の詩屑 穏やかな風
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痛み
共に優しさ
こわばる身体を突き放し
わざわざ雑な料理を作る
花を一片
枯れてゆくものから順に
一つ一つ
鋏で切り落とした
花は故郷の色を移す
空を見上げ
風にゆだね
ゆらり
桜が降った
気づいた頃には
世界は幸せな色をしていた
桜は故郷の色
切なく声が遠く響いて
穏やかな風
窓夏
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ちょっと落ち込んでいたのですが、優しい気持ちになれる気がしました。
今回、送っていただいた言葉に
勝手にタイトルをつけています。
「穏やかな風」
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